はじめに|「いきなり3年間の応募」への不安
地域おこし協力隊に興味はあるけれど、こんな不安を感じていませんか。
「いきなり3年間の契約は不安」
「着任後にミスマッチが起きたらどうしよう」
「実際の活動や暮らしがどんなものか、応募前に知りたい」
実は、こうした不安を解消するために、応募前に地域や活動を体験できる制度が用意されています。「おためし地域おこし協力隊」と「地域おこし協力隊インターン」という2つの制度です。令和7年度は、おためし1,450人・インターン1,414人が参加しており、年々利用が増えています。(出典:総務省「地域おこし協力隊の隊員数等について」soumu.go.jp)
この記事では、2つの制度の違いと具体的な活用方法を整理します。
「おためし地域おこし協力隊」とは
概要
「おためし地域おこし協力隊」は、令和元年度から始まった制度です。主に2泊3日という短期間で、地域の方との交流や、協力隊が実際に行っている業務を体験できます。(出典:JOIN「地域おこし協力隊になる前に利用できる!おためし・インターン制度とは?」iju-join.jp)
特徴
- 短期間(2泊3日が主流)で気軽に参加できる
- 地域の雰囲気・担当職員の様子を肌で感じられる
- 現役隊員との意見交換ができる自治体も多い
- 住民票を移す必要はない
- 交通費・宿泊費の補助がある自治体も(例:1/2補助・上限5万円など)
費用補助の実例
宮崎県椎葉村では、交通費や宿泊費などにかかった経費の1/2(上限5万円)を助成しています。(出典:JOIN「地域おこし協力隊になる前に利用できる!おためし・インターン制度とは?」iju-join.jp)
このように、自治体が積極的に「まず来てほしい」という姿勢で費用面をサポートしているケースがあります。
「地域おこし協力隊インターン」とは
概要
「地域おこし協力隊インターン」は、令和3年度から始まった、より本格的な体験制度です。おためし地域おこし協力隊よりも長い2週間〜3ヶ月の期間で、実際の協力隊と同等の活動に従事します。(出典:JOIN「地域おこし協力隊になる前に利用できる!おためし・インターン制度とは?」iju-join.jp)
特徴
- おためしより長期間、実際の業務に近い活動を体験できる
- 活動費への財政支援がある(報償費・住居や車両の借上費・活動旅費等)
- 着任後のイメージをより具体的に持てる
- こちらも住民票の異動は不要
実際の活用事例
高知県(7市町村合同):室戸市・土佐市・大川村・大月町・津野町・田野町・奈半利町の7市町村が参加する「2週間お試し」インターンを実施。応募前に詳しい話が聞ける募集説明会も開催されています。
長野県長和町:インターン期間中はシェア型移住施設に住むことができ、同じようにチャレンジする仲間との情報交換の場にもなっています。既存事業に参加する「参画型」と、自分で事業を提案する「自主事業提案型」の2種類から選べる自治体もあります。

おためしから応募につながった実例
実際に「おためし地域おこし協力隊」を経て応募した方の声もあります。
友人が安中市出身で紹介してもらい、おためし地域おこし協力隊に参加しました。おためしの結果、移住先として安中市に魅力を感じ、また自分の前職のスキルが安中市で活かせるとも思い応募しました。事前に多くの場面で雰囲気を知れたのはとても良いなと思いました。
(出典:JOIN「事前体験で安心できる!地域おこし協力隊 おためし&インターン制度」iju-join.jp)
事前に自治体の担当者・現役隊員と接点を持てたことが、着任後のミスマッチ防止にもつながったという声です。
どちらを選ぶべきか
まず雰囲気を知りたい方には「おためし」
複数の自治体を比較検討している段階であれば、まずは短期間の「おためし」で複数の地域の雰囲気を比較するのがおすすめです。2泊3日という短期間のため、仕事を持ちながらでも参加しやすいのが利点です。
本格的に活動をイメージしたい方には「インターン」
すでに気になる自治体が絞られていて、「実際にどんな活動をするのか具体的に知りたい」という段階であれば、インターンの方が着任後のイメージをより明確に持てます。
採用フローの一環になっている自治体もある
自治体によっては、協力隊採用のフローの一環として、おためし・インターンへの参加を推奨・条件にしている場合があります。一方、採用とは関係なく単独で参加できる制度として運用している自治体もあります。応募を検討している自治体がどちらのタイプかは、募集要項またはJOIN・SMOUTのプロジェクトページで確認しましょう。

探し方
JOINで探す
JOINの募集検索ページでは、募集カテゴリーに「協力隊」「インターン」「おためし」という選択肢があり、条件を絞って検索できます。
SMOUTで探す
SMOUTには「おためし地域おこし協力隊&地域おこし協力隊インターン」の特集ページがあり、全国の募集をまとめて閲覧できます。
まとめ|応募前の体験がミスマッチ予防に直結する
地域おこし協力隊の応募前には、次の2つの体験制度を活用できます。
| 制度 | 期間 | 向いている人 |
|---|---|---|
| おためし地域おこし協力隊 | 主に2泊3日 | 複数の自治体を比較検討している段階の方 |
| 地域おこし協力隊インターン | 2週間〜3ヶ月 | 気になる自治体が絞られ、具体的な活動をイメージしたい方 |
どちらも住民票の異動は不要で、費用補助がある自治体も多くあります。「いきなり3年間の応募は不安」という方こそ、まずこうした事前体験を活用することをおすすめします。
事前に自治体の雰囲気・担当者の対応・現役隊員の声を確認しておくことは、着任後のミスマッチを防ぐ最も確実な方法のひとつです。
ロカスモは、あなたの一歩を応援しています。





