ふるさとワーキングホリデーとは?移住検討者が使い倒すための完全ガイド

目次

はじめに|「旅行でも移住でもない」新しい地域体験の仕組み

「地方に移住したい気持ちはあるけど、いきなり住民票を移すのは怖い」
「気になる地域を、もっとリアルに体験してみたい」
「働きながら地域に溶け込んでみたい」

そんな方にぴったりの制度が、総務省が推進する「ふるさとワーキングホリデー(ふるさとワーホリ)」です。

2017年1月より、日本国内のふるさとの地域でスタートしたこの制度では、期間中に地域で働くことで収入を得ることができるとともに、休日は自由な休暇を過ごすことができます。

この記事では、移住を検討している方の視点から、ふるさとワーホリの仕組みと活用方法を整理します。


ふるさとワーキングホリデーとは

制度の目的

都市部の若者が抱く「地域づくりへの参加がしたい」「地域との交流を深めたい」といった想いや、移住などを考える社会人の想いと、地域の人々の「地域の魅力を伝えたい」「多くの人に定住してほしい」というふたつの想いを結ぶのが「ふるさとワーキングホリデー」という制度です。

総務省が推進する制度

総務省は、都市部の人々が一定期間地域に滞在し、働いて収入を得ながら、地域住民との交流や学びの場などを通して、地域での暮らしを丸ごと体感し、地域との関わりを深める機会を提供するため、ふるさとワーキングホリデーを推進しています。(出典:総務省 soumu.go.jp

旅行・移住・地域おこし協力隊とどう違うか

地域おこし協力隊とは異なり、滞在期間が2週間〜1ヵ月程度と短期間で移住の必要がありません。大学生にとっては休みの期間を利用して参加しやすく、転職活動中や移住を検討している社会人にとっても短期間で実際の地域の生活を確かめたり、地域での仕事を実際に経験できる貴重な機会として活用できます。


どんな仕事・体験ができるか

仕事の種類

農林水産業・宿泊業・地域おこし・イベント企画など、地域ならではの多様な仕事があります。第1次産業や製造業、小売・飲食業、旅館・ホテルなどさまざまな地域の仕事に就業が可能です。

交流・学びの場も用意されている

仕事だけでなく、地域住民との交流(イベント)や学びの場(地域勉強会)を通じて、旅行では味わえない地域の実際の生活を体験できます。産業体験や地域行事、交流会などさまざまなイベントへの参加も可能です。


参加までの流れ

参加申し込みは実施している自治体へ行います。申し込み方法には、各地で開催される説明会に参加して申し込む方法と、ポータルサイトから直接問い合わせる方法があります。

説明会への参加は必須ではありません。お申し込みから受け入れ先企業との面談・確定まで約1週間程度が一般的です。

  1. ポータルサイトで仕事・イベント情報をチェック
  2. 説明会参加(希望者)または自治体へ直接問い合わせ
  3. 体験したい仕事や交流イベントを選択
  4. 自治体に詳細を確認して決定・申し込み

参加にあたっての主な注意点

交通費・宿泊費は基本自己負担

現地までの交通費は基本的に自己負担となります。宿泊については、社員寮やスタッフ用客室が用意されている場合と自身で手配する場合があります。詳細は勤務先または参加希望の自治体へお問い合わせください。

給与・条件は自治体・勤務先によって異なる

給与の支給方法は勤務先によって異なります。参加前に自治体・受け入れ先に詳細を確認してください。

年齢要件

18歳から応募可能な場合と20歳から応募可能な場合があります。詳細は参加希望の自治体へお問い合わせください。


実績データ

これまでの実績として、国の資料に次のデータが記されています。(出典:内閣官房「ふるさとワーキングホリデーの概要」令和4年4月

  • 3,800人がふるさとワーホリを通じて地域での暮らしを体験
  • 経験者の91%が満足
  • 経験者の81%が再訪意向あり

移住検討者にとってのメリット

①「住んでみる」に最も近い体験ができる

ふるさとワーホリは学生も社会人も参加可能な制度で、その地域ならではの仕事に携わりながら、人たちとの交流や学びを通じ、リアルに地域の暮らしを体験できます。

住民票を移すことなく、数週間単位で「その地域で働き・暮らす」体験ができるのは、移住を検討している方にとって最大のメリットです。

②働きながら収入を得られる

旅行と違い、滞在中に収入を得られます。「移住前のお試し期間」として、コストを抑えながら現地を知ることができます。

③地域おこし協力隊応募の前段として活用できる

地域おこし協力隊を検討している方にとっては、応募前に実際の地域・仕事・人間関係を体験できる絶好の機会です。ふるさとワーホリで「この地域に本気で関わりたい」という確信を持ってから本応募することで、志望動機や面接でのアピールにも具体性が増します。


探し方・申し込み方法

公式ポータルサイト(furusato-work.jp)から仕事・地域・滞在期間で検索できます。「地域の仕事から探す」「地域のイベントから探す」「説明会を探す」の3つの方法があります。まずはサイトを開いて、気になる地域・仕事を探してみてください。


まとめ|「移住の前に、まず体験を」

ふるさとワーキングホリデーは、移住を検討している方が「住む前に試す」ための有力な手段です。

  • 滞在期間は2週間〜1ヶ月程度で住民票の異動不要
  • 働いて収入を得ながら地域の暮らしを体験できる
  • 農業・漁業・宿泊業・地域おこしなど多様な仕事がある
  • 地域住民との交流・学びの場も用意されている
  • 地域おこし協力隊応募前の「お試し」として最適

「いきなり完全移住は怖い」という方も、まずふるさとワーホリで地域を体感することから始めてみてください。

ロカスモは、あなたの最初の一歩を応援しています。

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