はじめに|「地方で車は必要だけど、買うのはもったいない」問題
地方移住・地域おこし協力隊において、車は「必須」です。バスや電車が1日数本しかない地域では、車がなければ日常生活が成り立ちません。
でも、こんな悩みを抱える方は多いはずです。
「3年間の任期が終わったら、車は不要になるかもしれない。それなのに購入するのはもったいない」
「移住直後でまとまった資金がない。頭金が払えない」
「一般のカーリースは審査が厳しくて、移住直後の収入状況では通らないかもしれない」
「長期契約(3〜9年)は不安。任期が終わったらどうなるのか」
地域おこし協力隊の任期は最長3年。この期間に合わせた、柔軟で低価格な車の調達方法を探している方に、ぜひ知ってほしいサービスがあります。
一般社団法人日本カーシェアリング協会の「移住カーリース」です。
日本カーシェアリング協会とは
東日本大震災から生まれたNPO
日本カーシェアリング協会は、2011年東日本大震災をきっかけに宮城県石巻市で生まれた非営利組織です。震災で約6万台もの車が被災した石巻には、全国から多くの車の寄付が集まりました。協会はその寄付車を活用して、被災者への無料車両貸出から始まり、平時は移住者・NPO・車がなくてお困りの方への低価格カーリースやレンタカー貸出を行っています。
「寄付車」を活用したユニークな仕組み
協会のカーリースの車両は、全国から寄付された車です。寄付車を無駄なく活用することで、一般のカーリース会社より大幅に低い料金を実現しています。「寄付者ならではの凹み割引あり」という温かみのある仕組みも、このNPOならではです。
移住カーリースの対象者
移住カーリースの対象者は次の通りです。
- 個人:移住してから1年以内の方・地域おこし協力隊の隊員
- 団体:地域おこし協力隊の受入団体・自治体
地域おこし協力隊の隊員が個人として使えるのはもちろん、自治体・受入団体が協力隊の活動車両として使うことも可能です。年度予算から活動費として支出しやすい仕組みになっている点は、自治体担当者にとっても使いやすいポイントです。
(出典:一般社団法人日本カーシェアリング協会)

料金と内容|月16,500円から車検・保険・冬タイヤ込み
料金表(税込・月額)
| 車種 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 軽自動車(軽貨物含む) | 16,500円 |
| 小型車(〜1500cc) | 22,000円 |
| 中型車(〜2000cc) | 25,300円 |
| 大型車(2001cc〜) | 27,500円 |
※1年車検の車両については別途5,500円(税込)が必要になります。
(出典:一般社団法人日本カーシェアリング協会 )
料金に含まれているもの
月額料金には車検代・自賠責保険・冬タイヤ代が込みになっています。頭金なし・毎月定額払いのため、移住直後でもお金の管理がしやすいです。
一般カーリースとの比較
一般的なカーリースで軽自動車を借りた場合、月額は車検・保険別途で2〜3万円程度が相場です。車検代・自賠責保険・冬タイヤ代を別途用意するとさらにコストが増えます。移住カーリースはこれらすべてが月16,500円に含まれているため、実質的なコストが大幅に安くなります。
移住カーリースが「お得」な5つの理由
①1年契約で短期OK
一般のカーリースは3〜9年の長期契約が主流です。「任期後に車が不要になるかもしれない」という協力隊員にとって、長期契約は大きなリスクになります。
移住カーリースは12ヶ月契約(満期更新可能)で、お試し移住などの短期のニーズにも対応しています。任期に合わせて1年ごとに更新できるため、「3年後に車が不要になっても困らない」という安心感があります。(出典:一般社団法人日本カーシェアリング協会)
②頭金なし・審査が柔軟
移住直後・着任直後は、収入の実績が少なく一般カーリースの審査が通りにくいケースがあります。移住カーリースはNPOが運営する社会貢献型のサービスのため、一般のカーリース会社より柔軟に対応してもらえる可能性があります。
頭金なしで始められるため、移住の初期費用が重なる時期でも負担を軽減できます。
③車検・自賠責・冬タイヤ込みで費用が読みやすい
車を維持するには、車検・自賠責保険・冬タイヤ(雪が降る地域では必須)など、まとまった出費が定期的に発生します。移住カーリースはこれらが月額料金に含まれているため、「いつ何にいくらかかるか」が読みやすく、家計管理がシンプルになります。
④年度予算の活動費から支出しやすい
自治体・受入団体が活動車両として利用する場合、毎月定額の支出は年度予算の管理がしやすいというメリットがあります。「年度予算の地域おこし協力隊活動で使いやすい」という点は、自治体担当者から評価されているポイントです。(出典:一般社団法人日本カーシェアリング協会)
⑤新卒者割引・メンテナンスオプションなど柔軟なプランあり
移住カーリースをご利用の方で、新卒者(就労・通勤のために車が必要な場合に限る)については、通常のリース料金から5,000円(税抜)割引した金額で案内してもらえます。更新後の契約は通常料金となります。(出典:一般社団法人日本カーシェアリング協会 )
また、メンテナンスオプションも付保可能で、車のトラブルに不安な方も安心して利用できます。
注意点・デメリットも正直に伝えます
契約後半年間は途中解約違約金あり
契約後半年間は途中解約の場合に違約金があります。「やっぱり車が要らなかった」という場合でも、半年間は解約できません。着任直後に「車が必要かどうか」をよく検討してから契約することをおすすめします。(出典:一般社団法人日本カーシェアリング協会)
拠点が限られている
現時点での拠点は以下の4拠点です。拠点から離れた地域での対応については、事前に問い合わせて確認してください。
- 本部:宮城県石巻市
- 九州支部:佐賀県武雄市
- 栃木支部:栃木県栃木市
- 静岡支部:静岡県富士市
車種を選べない
寄付車を活用しているサービスのため、希望の車種・色を指定することはできません。「この車種でなければ困る」という方には向きません。ただし、活動や日常生活に必要な車として使うには十分な車両が揃っています。
1年車検の車両は別途費用がかかる
1年車検の車両については、月額に加えて別途5,500円(税込)が必要になります。車両によって異なるため、契約前に確認しておきましょう。
申し込み方法・問い合わせ
移住カーリースは、日本カーシェアリング協会の公式サイトから問い合わせできます。問い合わせフォームからの連絡が推奨されており、通常2営業日以内(平日9:00〜18:00)に返答があります。
- 公式サイト:https://www.japan-csa.org/action/lease.php
- メール:carlease@japan-csa.org
- 電話:0225-22-1453(平日9:00〜18:00)
まとめ|「任期後に車が不要かも」という方に最適な選択肢
地方移住・地域おこし協力隊で車を探している方にとって、日本カーシェアリング協会の移住カーリースは最有力の選択肢のひとつです。
- 月16,500円(軽自動車)から、車検・自賠責・冬タイヤ込み
- 1年契約で任期後の不安がない
- 頭金なしで移住直後でも始めやすい
- 地域おこし協力隊の隊員・自治体・受入団体が対象
特に「3年の任期が終わったら不要になるかもしれない」「移住直後で資金が少ない」「一般カーリースの審査に不安がある」という方にとって、この選択肢は非常に合理的です。
まずは公式サイトで詳細を確認し、気になる方は問い合わせフォームから相談してみてください。
ロカスモは、あなたの地方移住・協力隊生活を応援しています。




