はじめに|「引っ越し費用、結局いくらかかるの?」
地方移住を決意したものの、こんな不安を感じていませんか。
「引っ越し費用って、結局いくらかかるの?」
「少しでも節約する方法はないの?」
「使える補助金があるなら知りたい」
引っ越し費用は移住の初期費用の中でも大きな割合を占めます。この記事では、地方移住の引っ越し費用の相場・節約のコツ・使える補助金を整理します。
地方移住の引っ越し費用の相場
距離・人数によって大きく変わる
引っ越し費用は、移動距離・荷物量・時期によって大きく変わります。都市圏から地方への移動は距離が長くなりやすく、世帯人数によっては引っ越しの費用総額が100万円を超えることもあります。
賃貸の初期費用も別途かかる
引っ越し業者への支払いとは別に、新居が賃貸の場合は初期費用も必要です。賃貸初期費用は家賃4〜7ヶ月分が相場とされています。家賃6万円の物件であれば、24〜42万円ほどの初期費用が発生する計算です。
その他にかかる費用
引っ越しの運送費用や新居の初期費用以外にも、次のような費用が発生します。
- 車の購入費・駐車場代(地方では公共交通機関が少なく、車が必要になるケースが多い)
- 家具・家電の購入費(サイズが合わず買い替えが必要な場合)
- 各種手続きの費用(住民票異動・運転免許証の住所変更等)
これらの「その他費用」を合計すると、引っ越し費用や初期費用とは別に、10万円〜50万円程度の追加費用が発生する可能性があります。事前にリストアップして、予算に組み込んでおきましょう。
地方での車の必要性については、こちらの記事で詳しく解説しています。

引っ越し費用を節約する5つのコツ
①複数業者への相見積もりを取る
同じ条件でも、引っ越し業者によって費用が異なります。比較サイトや一括見積サイトを活用すると、複数社の費用をまとめて比較でき、数万円単位の節約につながる可能性があります。
②荷物量を減らす
引っ越し費用は荷物量に比例して高くなります。不要品を事前に処分する・大型家具は新居で買い直す前提で処分するなど、荷物を絞り込むことで費用を抑えられます。
③引っ越し時期をずらす
3月末〜4月上旬は引っ越しの繁忙期にあたり、料金が高くなりがちです。時期をずらせる場合は、繁忙期を避けて計画すると費用を抑えやすくなります。
④補助金の申請条件を先に確認する
自治体の補助金には「引っ越し前に申請が必要」「業者の見積書が必要」など、事前手続きが求められるケースがあります。引っ越し業者を決める前に、使える補助金の申請条件を確認しておくことで、後から「対象外だった」という事態を避けられます。
⑤単身パック等の割安プランを活用する
荷物量が少ない単身者向けには、専用コンテナで運ぶ「単身パック」のような割安プランを用意している業者もあります。通常の引っ越しプランより費用を抑えられる場合があるため、荷物量が少ない場合は検討してみましょう。
引っ越し費用に使える補助金
移住支援金
国の地方創生移住支援事業では、東京23区在住・通勤者が対象地域へ移住し、対象企業への就職やテレワーク継続等の要件を満たすと、単身最大60万円・世帯最大100万円(子ども加算あり)の支援金を受け取れます。引っ越し費用そのものに使途が限定されているわけではありませんが、移住にかかる費用全般に充当できます。
移住支援金の詳しい対象条件・申請の注意点は、こちらの記事で解説しています。

自治体独自の引っ越し費用補助
移住支援金の対象地域に含まれない自治体では、独自の支援制度を設けているケースがあります。
例えば埼玉県深谷市の「”深谷の暮らし”支援策」では、県外からの移住者を対象に、引っ越し費用の2分の1(上限10万円)を補助する制度があります(40歳未満という年齢制限あり)。このように、移住支援金の対象外の地域でも、独自に引っ越し費用を補助している場合があるため、移住先の自治体のホームページを確認してみましょう。
結婚新生活支援事業
新婚世帯を対象に、引っ越し費用や家賃などの初期費用を支援する「結婚新生活支援事業」もあります。所得要件・年齢要件はありますが、補助上限額は29歳以下の世帯で60万円、それ以外の世帯で30万円です。対象者や補助額は自治体によって異なるため、詳細は各自治体に確認しましょう。
地域おこし協力隊なら活動費で引っ越し費用が出ることも
地域おこし協力隊として着任する場合、引っ越し費用が活動費でカバーされるケースがあります。
地域おこし協力隊の活動費は年間200万円を上限に、活動に必要な費用が支給されます。この中には「定住に向けた環境整備費」として、引っ越し費用や資格取得費用が含まれる場合があります。
実例として、山形県のある自治体では、移住に要する費用として引っ越し事業者への委託費用を20万円を上限に市が負担する制度があります。
ただし、活動費として引っ越し費用が補助されるかどうかは自治体によって大きく異なります。着任前に、自治体の担当者へ「引っ越し費用は活動費でカバーされますか」と確認しておくことをおすすめします。
地域おこし協力隊の給料・活動費の仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ|事前の情報収集が費用を抑える近道
地方移住の引っ越し費用について整理します。
- 引っ越し費用の相場:距離・荷物量によって大きく変わり、賃貸の初期費用(家賃4〜7ヶ月分)も別途必要
- 節約のコツ:相見積もり・荷物量の削減・時期の調整・補助金の事前確認・割安プランの活用
- 使える補助金:移住支援金・自治体独自の補助制度・結婚新生活支援事業
- 地域おこし協力隊:活動費で引っ越し費用がカバーされる自治体もある(要事前確認)
引っ越し業者を決める前に、まず使える補助金を確認することが、費用を抑える最大のポイントです。
ロカスモは、あなたの移住準備を応援しています。





