地域おこし協力隊になった人に本当におすすめしたい本39選

地域おこし協力隊として活動を始めたみなさんが、地域での暮らしや仕事に役立つ知識を得られる書籍を厳選しました。
本や先人の事例から学ぶことで、地域課題への理解が深まり、自分の活動のヒントやモチベーションアップにもつながります。

この記事ではジャンル別におすすめ本を紹介します。各書籍は「書籍タイトル(著者)」「簡単な紹介文」「Amazonリンク」の順でまとめています。興味に合わせてチェックしてみてください。


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目次

地域づくり・地方創生の考え方

地方創生の全体像や、成功・失敗のポイントを押さえたい人向けの本です。地域経済の視点やデータ分析、国内外の事例など、多角的に地域づくりを考えるヒントが得られます。

地域創生大全(木下斉)

地域が抱える課題や地方創生施策の根本的な問題点を体系的に整理した一冊。著者は18年以上地方創生に取り組む専門家で、平易な言葉で本質を解説しています。協力隊として最初に読む「地域創生の教科書」としておすすめです。

地域創生大全(木下斉)

地方創生実現ハンドブック(日本経済新聞社 編)

埋もれた地域資源を活用して成功した地方創生の事例を17件紹介し、ベンチャー企業や地方の有力企業の取り組みも網羅。豊富なデータから成功の秘訣を学べる実践的なハンドブックです。行政担当者や地域ビジネスを興す方にも役立つ内容です。

地方創生実現ハンドブック(日本経済新聞社 編)

大前研一ビジネスジャーナル No.11 日本の地方は世界を見よ!(大前研一 他)

著名コンサルタント・大前研一氏による地方創生論。イタリアの地方の成功モデルなど海外事例を引きながら、国境を越えて必要な考え方を提言しています。「町おこしでGDPが増えた例はない」など刺激的なメッセージが多く、固定観念に囚われない視点が得られます。

大前研一ビジネスジャーナル No.11 日本の地方は世界を見よ!(大前研一

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門(木下斉)

地方衰退の構造とビジネスによる変革手法を、小説仕立てのストーリーで学べる入門書。全国各地の再生事例を題材に、“凡人”でも地域で事業を起こし変革できるノウハウを伝えます。初心者にも読みやすく、地方で何かしたい人に勇気をくれる内容です。

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門(木下斉)

地域再生の失敗学(飯田泰之・木下斉 他)

経済学者や実務家らが地方の失敗事例を徹底議論し、「なぜ結果が出ないのか」「本当に必要なものは何か」を探る新書。人口減少を前提に、稼げるまちづくりや官民連携の戦略など、これまでの地域再生施策の誤りと正しい考え方を示します。失敗要因を知ることで、協力隊の活動計画にも現実的な視点を取り入れられます。

地域再生の失敗学(飯田泰之・木下斉 他)

まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか(木下斉)

補助金頼みの安易な町おこしが、なぜ地域を衰退させるのかを鋭く指摘する一冊。過去の失敗から学び、人口減少下で持続可能なまちづくりを考える内容です。行政や協力隊の固定観念を壊し、地に足の着いた戦略を立てる助けになります。

まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか(木下斉)

世界の地方創生:辺境のスタートアップたち(松永安光・徳田光弘 編)

地方創生は日本だけの課題ではありません。本書は世界各地の山村・農村・旧市街地で起きている小規模ビジネスや住民発の公共事業の事例を紹介。最先端は“辺境”にあり、という視点から、日本の地域おこしへのヒントが得られる国際事例集です。

世界の地方創生:辺境のスタートアップたち(松永安光・徳田光弘 編)

データで読む地域再生 「強い県・強い市町村」の秘密を探る(日本経済新聞社地域報道センター 編)

人口減対策や移住促進、経済振興など62のテーマを統計データからランキング分析し、特徴的な成功事例を紹介する一冊。客観データに基づく地域の実態把握は、協力隊の企画立案にも説得力を与えてくれます。

データで読む地域再生 「強い県・強い市町村」の秘密を探る(日本経済新聞社地域報道センター 編)


協力隊経験者や現場事例

先輩の協力隊員たちの挑戦や、自治体・地域住民との協働事例を知ることで、自分の活動のヒントが得られます。協力隊制度の成果や課題を、現場目線で学べる本を集めました。

僕ら地域おこし協力隊:未来と社会に夢をもつ(矢崎栄司)

全国の協力隊員の体験談を元に、若者たちが地域で見つけた夢と社会づくりへの思いを綴ったノンフィクション。協力隊の現場で何が起こり、何を得られるのか、生の声から学べます。読みやすい分量で、最初の一冊にも向きます。

僕ら地域おこし協力隊:未来と社会に夢をもつ(矢崎栄司)

地域おこし協力隊 日本を元気にする60人の挑戦(椎川忍 他 編著)

協力隊制度開始から6年時点の、全国60人の隊員・OB・自治体職員らの現場報告集。隊員の成長、住民の変化、行政の進化など、成功のポイントを実践者の声でまとめています。さまざまな地域の事例から、自分の活動に活かせるヒントが見つかるはずです。

地域おこし協力隊 日本を元気にする60人の挑戦(椎川忍 他 編著)

地域おこし協力隊の強化書 12人の奮闘から学ぶ(畠田千鶴)

「協力隊は日本の希望だ!」を掲げ、全国の精鋭12人の奮闘記を収録。居場所づくり、起業、農業、議員挑戦など、具体的な活動が紹介され、巻末には「地域おこし協力隊員になるには」という解説も付いています。先輩たちの挑戦から学びと刺激が得られる一冊です。

地域おこし協力隊の強化書 12人の奮闘から学ぶ(畠田千鶴)

「地域おこし協力隊」は何をおこしているのか? 移住の理想と現実(田口太郎)

協力隊制度の現状を「移住の理想と現実のギャップ」から考察した新書。SNS上で炎上する事例なども含め、協力隊のリアルを描きながら、移住者と地域住民が協働するために必要なことを提言しています。制度の課題を客観的に知り、活動改善のヒントを得られます。

「地域おこし協力隊」は何をおこしているのか? 移住の理想と現実(田口太郎)


コミュニティ・デザイン・まちづくり

地域の人々を巻き込み、持続可能なまちづくりを進めるためのヒントになる本です。コミュニティデザインの視点や、ソーシャルデザインによる課題解決のステップなど、協力隊員として住民と伴走するときに役立つ知見が得られます。

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる(山崎亮)

全国各地で「人がつながる場づくり」を実践してきたコミュニティデザイナー山崎亮氏の代表作。単にハードを整備するのではなく、人の関わり方から公共空間をデザインする仕事の全貌を、豊富な事例とともに紹介しています。住民参加の場づくりに携わる協力隊員には示唆に富む内容です。

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる(山崎亮)

コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる(山崎亮)

コミュニティデザインがなぜ今必要とされ、どのように人とまちを変えるのかを平易に説いた入門書。地域住民自らがまちをデザインする時代の潮流を知ることで、協力隊としての役割も見えてきます。小さな自治体での事例も紹介されており、実践にもつなげやすい一冊です。

コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる(山崎亮)

ソーシャルデザイン実践ガイド――地域の課題を解決する7つのステップ(筧裕介)

子育て支援、地場産業、高齢化、災害対策…多様な社会課題を市民の創造力で解決する手法「ソーシャルデザイン」の入門書。課題解決までの7ステップと複数事例がわかりやすく解説されており、協力隊が地域課題に取り組む際のプロジェクトの進め方を学べます。

ソーシャルデザイン実践ガイド――地域の課題を解決する7つのステップ(筧裕介)

まちの幸福論 コミュニティデザインから考える(山崎亮)

「コミュニティが人を、まちを、社会をつくる」という信念のもと、著者が各地のプロジェクトで感じたことを綴ったエッセイ。人々の心が動き、まちに関わるようになるためには何が必要か。協力隊として住民と向き合う際に大切な視点が学べます。肩ひじ張らず読みやすい文章で心に響く内容です。

まちの幸福論 コミュニティデザインから考える(山崎亮)


空き家・環境・住宅政策

地域で避けて通れない空き家問題や環境との共生について学べる本です。住まいの利活用や里山の資源活用など、地域資源を活かし持続可能な暮らしをデザインするヒントになります。

新・空き家問題――2030年に向けての大変化(牧野知弘)

「空き家1000万戸時代」の衝撃と対策を、不動産の専門家が解説。空き家がもたらす社会問題や、空き家対策特措法の理解などを網羅しており、協力隊として空き家活用プロジェクトに携わる際にも役立つ知識が得られます。

新・空き家問題――2030年に向けての大変化(牧野知弘)

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く(藻谷浩介・NHK「里山資本主義」制作班)

貨幣経済に依存しすぎない「もう一つの資本主義」を提唱したベストセラー。山の木、里の恵み、地域内循環など、“田舎の豊かさ”に光を当て、地域経済を活性化するヒントを示します。地域資源を見直す視点を養い、暮らしの仕組みづくりの参考になります。

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く(藻谷浩介・NHK「里山資本主義」制作班)

田園回帰1%戦略 地元に人と仕事を取り戻す(藤山浩)

「毎年1%の人口を移住で取り戻せば地域は持続できる」という戦略をデータで示した一冊。中山間地域で実証された、定住者増と地域内経済循環の強化による復活モデルを解説しています。移住促進や定住支援に取り組む協力隊の活動にも指針を与えてくれます。

田園回帰1%戦略 地元に人と仕事を取り戻す(藤山浩)


ローカルビジネス・ソーシャル起業

地域でビジネスを興したり、社会課題をビジネス手法で解決したい人に。小さな生業の作り方や、地域資源を活かした起業の物語など、ローカルで稼ぐヒントが詰まった本を集めました。

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方(伊藤洋志)

農的暮らしやDIY、副業などを組み合わせて、小さく稼ぎ自由に生きる「ナリワイ」の実践論。会社勤めに縛られない働き方は、地方で複数の仕事を掛け持ちする協力隊OBの生計モデルとしても参考になります。好きなことを仕事にし、自分の時間と健康を守る具体策が詰まった一冊です。

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方(伊藤洋志)

ローカルベンチャー 地域にはビジネスの可能性があふれている(牧大介)

過疎の村で木材ビジネスを興した著者が提唱する「ローカルベンチャー論」。西粟倉村での起業ストーリーや哲学、地域経済への思いを紹介し、地域課題をビジネスで解決する若き起業家たちの物語も収録しています。協力隊で培った地域視点を生かして起業したい人に勇気を与える本です。

ローカルベンチャー 地域にはビジネスの可能性があふれている(牧大介)

田舎のパン屋が見つけた腐る経済(渡邉 格)

「この世で腐らないのは、お金だけ?」
岡山県真庭市・勝山の古民家で天然酵母のパン屋を営む著者が、自らの労働と暮らしから資本主義の矛盾を見つめ直した体験的ビジネス書。
パン職人としての過酷な労働や「無添加」と謳いつつ添加物を使う業界の現実、そして田舎に移住し“腐る”ことの価値に気づくまで――著者が提唱する「腐る経済」は、自然の循環を取り戻す暮らし方・働き方の提案でもあります。

資本主義の終わりをマルクスと天然菌の視点で読み解きながら、「安さと効率」を追求する今の社会に疑問を投げかける一冊。都会で働くことに違和感を覚えている人、地方での新しい生き方を模索している人に深い示唆を与えてくれます。

田舎のパン屋が見つけた腐る経済(渡邉 格)

気仙沼ニッティング物語:いいものを編む会社(御手洗瑞子)

東日本大震災後の気仙沼で、生まれ故郷の女性たちと編み物事業を立ち上げた奮闘記。少人数でも世界に通用する最高品質をつくり、“小さくても強い会社”を育てる物語は感動的です。地域の力をビジネスに変えた実例として、地場産業振興のヒントになります。

気仙沼ニッティング物語:いいものを編む会社(御手洗瑞子)


移住・田舎暮らしの実践知

地方への移住や田舎暮らしに役立つ実践知を学べる本です。移住計画の立て方から、田舎ならではの生活ルール、人付き合いのコツまで、現場のリアルな情報がまとまっています。協力隊として移住してきた方自身の暮らしにも役立ちます。

誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書(清泉亮)

20年以上、東北から沖縄まで各地を転々と移住した著者が綴る「田舎暮らしで失敗しないための本音ガイド」。人間関係や収入、副業、行政手続きまで網羅的にリアルを捉えており、移住初心者が最初に読む一冊として最適です。

誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書(清泉亮)

移住。成功するヒント 新しい暮らしをはじめよう!(朝日新聞出版 編)

テレワーク移住や二拠点生活、カフェ開業など、多彩な移住者の暮らし方・働き方のストーリーを紹介。移住の心構えや手引き、自治体ごとの補助金情報など実用面も充実しています。移住を思い描いたらまず手に取りたい、具体的なHOW TOがわかる一冊です。

移住。成功するヒント 新しい暮らしをはじめよう!(朝日新聞出版 編)

お気軽移住のライフハック100(宇都宮ミゲル)

“カジュアルな移住”のコツをQ&A形式で100個まとめた指南書。移住前~移住後まで役立つ豆知識(ご近所付き合い、田舎で困ること、必要なスキルなど)を網羅しています。気軽な気持ちで田舎暮らしを始めたい協力隊員にもぴったりです。

お気軽移住のライフハック100(宇都宮ミゲル)

週末移住からはじめよう 田舎に小さな家をもつ2拠点ライフ(友枝康二郎)

「新しい車を買う代わりに田舎の土地を手に入れよう」。八ヶ岳に土地を購入し、小屋やツリーハウスをセルフビルドする著者が提案する、人生を2倍楽しむ二拠点生活のススメです。リスクを抑えて田舎暮らしを体験するアイデアは、移住希望者へのアドバイスにも役立ちます。

週末移住からはじめよう 田舎に小さな家をもつ2拠点ライフ(友枝康二郎)

いきたい場所で生きる 僕らの時代の移住地図(米田智彦)

国内外33人への取材から、現代の「移住のリアル」を描き出したルポ。独身・子育て世帯、会社員からアーティストまで多様な移住事例を紹介し、海外のケースも同等に扱うことで「どこでどう暮らすか」を考える材料を提供します。

いきたい場所で生きる 僕らの時代の移住地図(米田智彦)

あたらしい移住のカタチ 自分で選ぶこれからの働き方と暮らし方(セソコマサユキ)

移住者10組への丁寧なインタビューから、新しい暮らし方を模索する人々の姿を追った写真&ルポ集。複数地域に拠点を持つ人、震災を機に地方へ移った人などの物語を通じて、「自分にとって心地よい暮らしとは何か」を考えさせられます。移住後の生活イメージを掴むのに最適です。

あたらしい移住のカタチ 自分で選ぶこれからの働き方と暮らし方(セソコマサユキ)


行政や制度理解に役立つ本

協力隊の活動を進める上で必要な、自治体のしくみや制度への理解を深める本です。地方自治の基礎知識や、行政マンの視点を知ることで、役場との連携や制度の活用がスムーズになります。

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則(木下斉)

「補助金頼みのスローガンだけの地方創生は終わった」。民間発の収益モデルで地域を再生するための心構えと具体策を伝える一冊です。「小さく始めよ」「補助金に頼るな」「稼ぎを地域から流出させるな」などの鉄則は、協力隊の事業計画にも応用できます。

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則(木下斉)

クイズde地方自治 楽しむ×身につく!自治体職員の基礎知識(『クイズde地方自治』制作班 編)

現役自治体職員らが作成した全100問のクイズを解きながら、地方自治法や行政のしくみ、職員のマナーまで学べるユニークな入門書。ゲーム感覚で条例や財政の知識を身につけられるので、協力隊員にもおすすめです。

クイズde地方自治 楽しむ×身につく!自治体職員の基礎知識(『クイズde地方自治』制作班 編)

図解 よくわかる地方自治のしくみ(今井照)

自治体職員が最初に手に取る定番の地方自治入門書。住民自治・団体自治の基本から最新の制度改正までを図解で整理しています。文章より図表で直感的に理解しやすく、自治体の組織や意思決定プロセスを把握するのに最適です。

図解 よくわかる地方自治のしくみ(今井照)


思想・哲学・社会学・エッセイ・その他

地域おこしに携わる上で読んでおきたい、社会の大きな流れや哲学的な視点が得られる本です。人口減少や過疎化の未来予測、地方消滅論への反論、半農半Xという生き方など、多角的に地域社会を捉える洞察が深まります。

地方消滅 東京一極集中が招く人口急減(増田寛也)

2014年に発表され大反響を呼んだ「増田レポート」の書籍版。2040年までに消滅可能性都市が約半数にのぼるという衝撃的な試算を提示し、東京一極集中の弊害を警鐘します。地方創生の必要性を世に知らしめた問題提起の書であり、協力隊として危機感と使命を再認識できます。

地方消滅 東京一極集中が招く人口急減(増田寛也)

地方は消滅しない!(上念司 著・木下斉 執筆協力)

「地方消滅」論への反論として書かれた一冊。人口減少下でも地方を蘇らせる具体策を提言し、「消滅論」に惑わされず稼げる地方を作る視点を提示します。悲観論に対抗する、前向きな地方創生論として読めます。

地方は消滅しない!(上念司 著・木下斉 執筆協力)

半農半Xという生き方(塩見直紀)

「半分農業、半分自分の好きなX(天職)」という生き方を提唱したライフスタイル論。著者自身が過疎地で自給的農業と執筆活動を両立する経験から生まれた思想で、収入とやりがいを両立するヒントが得られます。任期後の人生設計にもつながる一冊です。

半農半Xという生き方(塩見直紀)

関係人口をつくる―定住でも交流でもないローカルイノベーション(田中輝美)

“関係人口”の概念を日本で初めて提唱・定義した本。都市と地方をゆるやかにつなぐ仕組みや各地の先進事例を紹介し、地域外の人材を巻き込む発想が得られます。協力隊の活動設計にも直結しやすい一冊です。

関係人口をつくる―定住でも交流でもないローカルイノベーション(田中輝美)

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること(河合雅司)

人口減少がもたらす未来を年表形式で示し、「静かなる有事」に備えるべきと説いたベストセラー。大学統廃合、医療崩壊、空き家激増など、将来を具体的に予測しており、地域の将来像を考える指針になります。

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること(河合雅司)

農山村は消滅しない(小田切徳美)

地方消滅論に真っ向から反論し、「農山村こそ先進的な課題解決の宝庫だ」と主張する岩波新書。過疎と高齢化にいち早く直面した農山村はむしろ可能性を秘めており、都市と国を救う鍵になると説きます。地域のレジリエンスに光を当てた内容で、協力隊にも勇気を与えてくれます。

農山村は消滅しない(小田切徳美)

限界集落株式会社(黒野伸一)

過疎が進む限界集落で青年が立ち上がり、地元農家たちとバイオ燃料事業で村おこしに挑む物語。フィクションですが、地域活性化の困難と希望をエンタメとして描いています。補助金に頼らず住民の知恵と勇気で困難を乗り越えるストーリーは、協力隊としての原点を思い出させてくれる一冊です。

限界集落株式会社(黒野伸一)


まとめ

どの本も、地域おこし協力隊として活動する上で視野を広げ、実践に活かせる知恵が得られるはずです。
まずは興味のあるジャンルから手に取り、地域づくりのヒントを見つけてください。

読書で得た学びを現場で活かし、充実した協力隊ライフを送れることを応援しています。

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